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本会は、盲教育史という限定的な課題の研究会として組織し、運営してきましたが、発足以来13回の研究会と研修会を重ねる中で、盲教育史にとどまらず多方面の皆様と交流し、ご支援、ご指導をいただくことができました。そして資料の保存と活用、さまざまなテーマでの調査・研究を蓄積してくることができました。
視覚障害教育の現状は、人口の減少や経済的な困難から、教育現場の確保(学校の統廃合、教具の不足等)、児童生徒(少人数化と多様化等)、教員(人事異動と専門性の継承)・指導法(白杖歩行・点字、理療の専門性等)の課題など山積みです。
盲学校の教育を創始した時代を顧みると、個々の先駆者・創立者はもっと厳しい環境であったと想像できます。それにも堪えて、視覚障害の児童生徒に対し自己犠牲も物ともせずに献身的な情熱と使命感を持ち続け、周囲を感化しながら、各地に盲学校の芽を育て、教育環境を改善しようと努力して来た成果が、現在の特別支援教育の豊かさにつながっています。現在の多くの困難な課題も、過去の盲教育を思えば、多くの歴史的財産・経験がある現在、「温故知新」 歴史の中から新たなメッセージが発信できないでしょうか。
本年の第14回の研究会は、昨年の「視覚障害教育の課題にどう向き合うか」というテーマを引き続ぐと共に、ルイ・ブライユ(Louis Braille)が、世界で初めて点字を考案したとされる1825年から200年を迎えるに当たります。盲教育界に画期的な転換点であった点字の発明を考えると、「視覚障害者の文字の渇望」という副題を提示することとなりました。点字に関する基調講演、副題の趣旨に関する研究発表を行う予定です。
2025(令和7)年10月18日(土曜日)
10時00分から16時30分
京都ライトハウス 4階ホール
〒603−8302 京都市北区紫野花ノ坊11
11時00分から12時30分 元 広島大学教授 牟田口 辰己 氏
仮題「わが国における点字指導の歴史と今後の在り方」
4件(午後 質疑応答を含めて、各30分)
1,000円(学生 500円)
当日、普通文字・拡大文字・点字のレジメの配布や情報保障に努めます。資料は事前に送付します。
会場アクセス情報や昼食の件などは第2次案内でお知らせします。
参加申し込みは、第2次案内の発表後、8月1日に受付を開始します。
日本盲教育史研究会
全国盲学校長会,日本盲人福祉委員会,毎日新聞社点字毎日
副題の趣旨に関する発表を募集いたします。また、日本盲教育史に関係する自由課題での発表応募も歓迎いたします。
本年の副題「文字の渇望」については、点字以外の文字の探求と事例、点字の歴史、指導法、現在のデジタル機器の課題などが想定できます。研究会テーマに対応する「新たな視点」あるいは「大胆な提起」を含む発表に期待します。自由課題では、普段の課題や気付き・知見として、各校の創立者・各地の盲教育、教材・教具、職業・体育・音楽の指導法をめぐる発表など…が想定できます。
皆様の奮っての発表参加をお待ちしています。
日本盲教育史研究会会員もしくは新規入会者
1人30分(質疑応答込み)
公募発表の希望者は、事務局宛メールでご応募ください。
メール: Moshijimu★moshiken.org
(メールアドレス中程の★印を半角@に修正したのち送信ください。)
氏名(ふりがな),ご所属等,連絡先(メールアドレス),発表テーマ・演題,要旨(200〜400文字)
2025年 5月15日(木曜日)
発表枠は4件を計画しています。
応募いただいた内容をもとに、日本盲教育史研究会運営委員会で発表者の選考を行います。
結果は、5月下旬から6月上旬ごろお知らせします。
選考の結果次第で、発表をご遠慮いただく可能性もありますので、ご容赦ください。
本文ここまでです。
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Copyright 2015 日本盲教育史研究会, All rights reserved.
英語:Japan Society on the History of Blind Education
エスペラント:Japana Societo pri la Historio de Blindul-Edukado(ヤパーナ ソツィエート プリ ラ ヒストリーオ デ ブリンドゥール・エドゥカード)
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